2026年5月11日

こんにちは。瀬谷アクロスデンタルクリニックです。
最近、大きな病院で手術や入院が決まった際に、主治医の先生から「入院前に一度、歯科で検診を受けてきてください」と言われるケースが増えています。
「体の手術をするのに、なぜ歯医者?」と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、お口の中を清潔に整えておくことは、手術の成功率を高め、術後の回復を早めるために非常に重要なことなのです。
今回は、なぜ入院前に歯科検診(周術期口腔ケア)が必要なのか、その理由を分かりやすく解説します。
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の予防

手術後は、麻酔の影響や体力の低下により、飲み込む力(嚥下機能)が一時的に弱くなることがあります。
この時、お口の中の細菌が唾液と一緒に誤って肺に入ってしまうと、「誤嚥性肺炎」を引き起こすリスクがあります。
事前に歯石除去やクリーニングを行い、お口の中の細菌数を減らしておくことで、この肺炎のリスクを大きく下げることができます。
手術部位への感染予防
お口の中には数億個もの細菌が住んでいます。
これらの細菌が血管を通じて全身に回ると、手術した傷口や、人工関節・人工弁などの異物に付着して感染症を引き起こすことがあります(菌血症など)。
手術の安全性を高めるためにも、感染源となりうる虫歯や歯周病を事前にコントロールしておくことが大切です。
全身麻酔時の歯のトラブル防止
全身麻酔の手術では、呼吸を管理するために口から喉へチューブを入れる処置(挿管)を行います。
この時、もしグラグラしている歯や弱っている歯があると、器具が当たって歯が欠けたり、抜けたりしてしまう危険性があります。
抜けた歯が気管に入ると大変危険ですので、事前に歯の状態を確認し、必要であればマウスピース(プロテクター)を作製して歯を保護します。
入院が決まったら、早めのご予約を
手術直前ですと、十分なケアや治療が間に合わない場合があります。
入院や手術が決まりましたら、できるだけお早めにご連絡ください。
当クリニックでは、患者さんが安心して治療に専念できるよう、医科の先生方とも連携し、お口の面から全力でサポートさせていただきます。
瀬谷アクロスデンタルクリニック
〒246-0031 神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷4-23-35 アクロスキューブ瀬谷1-1
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