2026年3月03日
こんにちは。瀬谷アクロスデンタルクリニックです。
今回は、患者さんからよくいただく「歯科検診はどれくらいの頻度で通うのが正解なの?」という疑問について、歯科医師の立場から少し専門的なお話を交えてお答えします。
学会のガイドラインでは「1〜3ヶ月」が目安
実は、私たち歯科医師が治療の拠り所としている「日本歯周病学会」のガイドライン※では、歯周病治療後のメンテナンス(SPT)の間隔について、以下のように示されています。
「一般的には1〜3ヶ月ごとのリコール(来院)が望まれる」
(出典:日本歯周病学会『歯周治療の指針』より)
つまり、医学的なスタンダードとしては「3ヶ月以内」の状態チェックが推奨されているのです。
これよりも期間が空いてしまうと、お口の中の細菌(バイオフィルム)が再び増殖し、歯周病や虫歯のリスクが再発してしまう可能性が高まることが研究で分かっているからです。
当院の基準:100人の患者さんがいたら?
この「1〜3ヶ月」という幅の中で、実際に私がどのように期間を決めているかをお話しします。 私はよく、患者さんにこのような「100人のシミュレーション」でお伝えしています。
もし、当院に100人の患者さんがいらっしゃるとしたら……
【8割(80人)の方】
⇒ 「3ヶ月に1回」 これが当院の基本スタンダードです。 ご自身の歯が残っている方であれば、細菌が再び悪さをし始める「3ヶ月」のサイクルでプロのケアを受けるのが、最も効率よく健康を守れるペースです。
【上位1割(10人)の方】
⇒ 「4ヶ月に1回」 歯磨きがプロ並みに上手で、歯肉の状態も非常に安定している「優等生」の方です。リスクが低いため、少し間隔を空けても問題ありません。
【残り1割(10人)の方】
⇒ 「1〜2ヶ月に1回」 すでに中等度以上の歯周病にかかっている方や、どうしても磨き残しが出てしまう方です。この場合は、学会の指針通り「1ヶ月ごと」など、こまめなチェックとクリーニングが必要になります。
「自分はどのタイプ?」を知ることが予防の第一歩
このように、基本は「3ヶ月」ですが、お口の状態は日々変化します。
厚生労働省も「かかりつけ歯科医」を持ち、定期的な管理を受けることを推奨していますが、それは「悪くなってから行く」のではなく、「自分のリスクに合わせた期間で守りに行く」ことが、将来残せる歯の本数を大きく左右するからです。
「私は4ヶ月でも平気かな?」
「心配だから2ヶ月がいいかな?」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ次回の検診で遠慮なくご相談ください。
検査結果をもとに、あなたにとってベストな通院ペースを一緒に考えさせていただきます。
瀬谷アクロスデンタルクリニック
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