2025年12月23日

はじめに:なぜ、今始めるべきなの?
「まだ歯が少ししか生えていないから大丈夫」と思っていませんか? 0歳から2歳という時期は、お子さんのお口の健康の土台を作る、人生で最も大切な期間です。
この時期の歯みがきの目的は、単に汚れを落とすだけでなく、
1. むし歯菌から歯を守ること、そして
2. お口に触られることに慣れさせ、将来の習慣化につなげることです。
このガイドでは、お子さんの成長に合わせて「いつ」「何を」「どう使うか」をステップ形式で解説します。
ステップ1:準備期間 — 歯が生える前(0ヶ月〜6ヶ月頃)
【目的:お口に触られることに慣れましょう】
歯ブラシを使う前の大切な準備期間です。この時期のケアは、清潔なガーゼで行うのが基本です。
・いつ? 授乳後や寝る前など、リラックスしている時。
・どうやる? 清潔なガーゼを指に巻きつけ、お口の中(頬の内側や歯ぐき)を優しくなでるように拭きます。
・ポイント: これはスキンシップの一環です。お口に触られることへの抵抗感をなくすことが最優先です。
ステップ2:歯みがきデビュー(6ヶ月〜1歳頃)
【目的:いよいよ歯ブラシ デビュー!上の前歯をチェック】
多くのお子さんが下の前歯から生え始め、その後、むし歯になりやすい上の前歯が生えてきます。
子ども用歯ブラシ(トレーニング用)はコレ!
・喉を突かないための安全プレートがついたものや、全体がやわらかいシリコン製のものを選びましょう。
・これはお子さんが自分で持つ練習用です。遊ばせながら、歯ブラシの感触に慣れさせます。
保護者(仕上げみがき)用歯ブラシはコレ!
・当院では、横浜市の乳幼児歯科検診でも推奨されている事の多い「タフト17」などを、仕上げみがき用として特におすすめしています。
・ヘッドが小さく、柄が長いため、奥までしっかり届き、優しく確実に磨き上げることができます。
磨き方: 生えたばかりの歯は、歯と歯ぐきの境目を意識して、優しくなでるように磨きます。特に上の前歯の歯ぐき側は、むし歯になりやすい要注意ゾーンです!
ステップ3:奥歯が生えたら(1歳半〜2歳頃)
【目的:奥歯の溝とフッ素でWブロック!】
この時期は食事量が増え、食べかすが残りやすい奥歯(乳臼歯)が生えてきます。
磨き方:
・奥歯の噛み合わせの溝に毛先を当て、小刻みに動かし、食べかすをしっかり掻き出しましょう。
・デンタルフロスの併用もおすすめです。
歯と歯の間は歯ブラシでは落とせません。
フロスで汚れをチェックしてみましょう。
・フッ素の活用
フッ素は歯を強くし、むし歯菌の働きを抑える心強い味方です。
うがいができない時期は、フッ素入りの歯みがきジェル/ペーストをごく少量(米粒程度)使用します。
当クリニックでは信頼性の高い「チェックアップジェル」を取り扱っております。
むし歯にしないための「仕上げみがき」成功のコツ
①姿勢を固定する
お子さんを寝かせた姿勢(膝の上に頭を乗せるなど)で、口の中がよく見えるようにしましょう。
安全にしっかり磨けます。
②力を入れない
鉛筆を持つように歯ブラシを持ち、やさしい力で「1本ずつ」「小刻みに」磨きましょう。
③楽しく、短時間で
歯みがきは「楽しい時間」に。
「〇〇の歌が終わるまで!」など、時間を決めて、集中して短時間で終わらせましょう。
④仕上げは親御さんで
お子さんが自分で磨きたがっても、仕上げみがきは保護者の方の役割です。
必ず最後に完璧に磨き上げてあげましょう。
最後の「安心」材料として
お子さんの歯の生え方には個人差があります。
生後6ヶ月〜1歳頃を目安に、当クリニックのような小児歯科を見つけて定期健診を始めましょう。
プロのチェックとアドバイスが、お子さんの歯を守る最大の安心材料になります。
瀬谷アクロスデンタルクリニック
〒246-0031 神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷4-23-35 アクロスキューブ瀬谷1-1
TEL:045-489-7400