「抜いて終わり」ではありません。かかりつけ医だからこそこだわる、親知らず抜歯後のQOLと信頼関係|瀬谷駅近くの歯医者・歯科|瀬谷アクロスデンタルクリニック

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「抜いて終わり」ではありません。かかりつけ医だからこそこだわる、親知らず抜歯後のQOLと信頼関係

「抜いて終わり」ではありません。かかりつけ医だからこそこだわる、親知らず抜歯後のQOLと信頼関係|瀬谷駅近くの歯医者・歯科|瀬谷アクロスデンタルクリニック

2026年1月20日

「抜いて終わり」ではありません。かかりつけ医だからこそこだわる、親知らず抜歯後のQOLと信頼関係

「親知らずを抜くと、すごく腫れるって本当ですか?」
診察室でよくいただくご質問です。腫れや痛みへの恐怖心は、多くの方がお持ちだと思います。

親知らずの抜歯において、腫れを完全にゼロにすることは難しい場合もあります。

しかし、そのリスクを最小限にコントロールすることは可能です。
今回は、抜歯後に腫れる医学的な理由と、私が「街の歯科医師」として大切にしている抜歯への考え方についてお話しします。

腫れのメカニズムと「骨」へのアプローチ

抜歯後に腫れる原因はいくつかありますが、特に大きな影響を与えるのが以下の2点です。

① 術後の細菌感染
傷口に細菌が入り込むと強い炎症を引き起こします。
これを防ぐため、当クリニックでは「抜歯前日以前のクリーニング」を推奨しています。
当日ではなく事前に口内環境を整え、歯肉の炎症が落ち着いた状態で手術を行うことが、予後を良くする第一歩だからです。

② 骨を削る量と深さ
私の臨床経験上、術後の腫れに最も大きく影響するのは、手術時間よりも「骨をどれくらい削ったか」だと感じています。 骨を削ることは、体にとって大きな負担(侵襲)です。
ただし、「骨を削る=必ずパンパンに腫れる」わけではありません。表面の硬い骨(皮質骨)を少し削る程度であれば腫れは少なく済みますが、奥にある柔らかい骨(海綿骨)まで大きく深く触るような処置になると、どうしても腫れが出やすくなります。

「早さ」と「切らない工夫」へのこだわり

「抜歯は早い方が良い」 これは間違いなく真実です。手術時間が短ければ短いほど、傷口が感染源に触れる時間が減り、組織へのダメージも最小限で済むからです。

それに加え、私が臨床で特にこだわっているのが「いかに切開(歯茎を切ること)をせずに抜くか」という点です。

一般的に、口腔外科の基本の一つに「安全のため、大きく切開して視野を確保する」という考え方があります。これは非常に正しく、安全性を担保するための重要なアプローチです。 しかし、切開の範囲が広くなれば、どうしても術後の腫れや痛みなどの可能性は増してしまいます。

そこで私は、専門の先生方から学んだ「安全性・正確性・スピード」という医学的根拠に基づいた基礎を大切にしつつ、それを私なりに再構築し、「安全性を犠牲にしない範囲で、極力メスを入れずにアプローチする」という手法をとっています。

・必要な場合は躊躇なく切開する(安全第一)

・しかし、器具の操作やアプローチの工夫でカバーできるなら、あえて切らずに体への負担を減らす
(低侵襲へのこだわり)

言葉にするのは難しいのですが、この「見極め」と「アプローチの工夫」こそが、私の抜歯の特長であり、患者様の術後の生活(QOL)を守るための大切なポイントだと考えています。

専門医ではないからこその「こだわり」

私は口腔外科の専門医ではありません。 しかし、街の歯科医院で総合的な診療を行う以上、親知らずの抜歯は必須のスキルです。そして、専門医ではないからこそ、強く意識していることがあります。

大学病院などの紹介先では「依頼された歯を抜くこと」が一つのゴールですが、私たちかかりつけ医にとっては「抜歯は治療の通過点」に過ぎません。
その先には、虫歯治療やメンテナンスなど、患者様とのお付き合いが長く続いていきます。

もし、抜歯でひどく腫れたり、数日間寝込むような辛い思いをさせてしまったりしたらどうなるでしょうか?
その後の生活の質(QOL)が下がるだけでなく、「歯医者は怖い場所だ」という意識が植え付けられ、その後の通院や信頼関係にも影響しかねません。

だからこそ私は、単に「抜ければいい」とは考えません。
「いかに術後の生活への影響(ダウンタイム)を減らすか」
「いかに信頼関係を損なわない安全な処置を行うか」
これらを最優先に考えています。

安全のための「連携」

もちろん、すべての親知らずを当クリニックで抜くわけではありません。

・CT撮影で神経との距離が近く、難易度が非常に高いと判断した場合
・重篤な全身疾患をお持ちの場合
・患者様ご自身が、病院での処置を希望される場合


このようなケースでは、無理に当院で処置を行わず、速やかに大学病院や総合病院の口腔外科へご紹介いたします。 自院で抱え込まず、専門機関へ適切につなぐことも、かかりつけ医としての重要な「診断」の一つだと考えています。

まとめ:患者様の生活背景まで考えた「最適な判断」を

親知らずの抜歯で大切なのは、正確な診断と適切な判断です。

・事前のクリーニングで環境を整える
・CT診断で、骨の状態や難易度を正確に把握する(海綿骨への侵襲リスクの評価)
・無理な時間短縮をせず、安全性とQOLを最優先した手順を踏む
・リスクが高い場合は、連携先の病院へ紹介する

当院ではこれらを徹底し、皆様の不安と痛みを少しでも取り除けるよう努めています。
「抜くのが怖い」「仕事への影響を減らしたい」という方は、ぜひ一度瀬谷アクロスデンタルクリニックまでご相談ください。

瀬谷アクロスデンタルクリニック
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