2026年2月27日

こんにちは。瀬谷アクロスデンタルクリニックです。
先日、文部科学省から子どもの健康に関する最新の統計(学校保健統計調査)が発表され、子育て世代にとって非常に明るいニュースが報じられました。
なんと、幼稚園児の虫歯(う歯)を持つ割合が、調査開始以来初めて20%を下回った(約19%)のです。
小学校・中学校・高校でも虫歯の割合は過去最少を更新しており、日本の子どもたちの歯は確実にきれいになっています。
これは、保護者の皆様が日々の仕上げ磨きや食生活の管理を頑張っている成果であり、歯科医療に携わる人間として大変嬉しく思います。
しかし、歯科医師の立場からは「虫歯が減ったからといって、油断は禁物」とお伝えしなければなりません。
今回は、このニュースの裏側にある「数字には表れないリスク」と、これからの歯科検診のあり方についてお話しします。
虫歯減少の鍵は「フッ素」の活用
今回の劇的な減少の背景には、フッ素(フッ化物)配合歯磨き剤の普及が大きく貢献していると考えられます。
フッ素は歯の質を強くし、虫歯菌の活動を抑える効果があります。
しかし、ただ使えば良いというわけではなく、年齢やリスクに合わせた適切な濃度・頻度で使い続けることが重要です。
「市販の歯磨き粉」と「歯科医院での高濃度フッ素塗布」をうまく組み合わせることで、予防効果はさらに高まります。
※フッ素の詳しい仕組みや活用法については、以前のコラムでも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
▶ フッ素の真実:なぜ虫歯を寄せ付けないのか?
学校検診では見つけられない「隠れ虫歯」
「学校(園)の検診で『異常なし』だったから大丈夫」と思っていませんか?
実は、学校検診と歯科医院の検査は目的が全く異なります。

学校検診: スクリーニング(ふるい分け)が目的。限られた時間における、通常の照明下での「目視」が基本。
歯科医院の検診: 診断・治療が目的。明るい照明、風をかけての乾燥、必要に応じたレントゲン撮影を行う。
歯と歯の間にある小さな虫歯や、エナメル質のわずかな白濁(初期虫歯)は、学校検診のような目視だけでは見逃されてしまうことが多々あります。
「異常なし」の紙をもらっても、それは「目に見える大きな穴はなかった」という意味に過ぎないことも多いのです。
「虫歯ゼロ」でも増えている「歯並びの問題」
今回のニュースでも同時に報じられていましたが、子どもの「視力低下」は過去最多レベルで進んでいます。 実はお口の中にも、生活習慣の変化による新たな問題が起きています。
最近増えているのが、「虫歯はないけれど、歯並びが悪い」「お口がポカンと開いている(口呼吸)」というお子様です。
柔らかい食事中心の食生活により、顎(あご)が十分に発達せず、歯がきれいに並ぶスペースが不足しているケースが目立ちます。これらは「口腔機能発達不全症」とも関連し、将来の全身の健康に大きく関わる問題です。
まとめ:当院で「ゼロ」を守り続けましょう
「過去最少」というニュースは本当に素晴らしいことです。
この良い流れを止めないためにも、「学校検診で異常なし=ゴール(完璧)」ではなく、「今の良い状態をキープするためのスタートライン」と捉えていただければと思います。
当クリニックでは、虫歯のチェックはもちろん、お子様の顎の成長や歯並びのご相談も承っています。
瀬谷・大和エリアで、お子様の大切な歯を「虫歯ゼロ・きれいな歯並び」で守り育てたいとお考えの方は、ぜひ一度ご来院ください。
瀬谷アクロスデンタルクリニック
〒246-0031 神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷4-23-35 アクロスキューブ瀬谷1-1
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