2026年7月06日

こんにちは。瀬谷アクロスデンタルクリニックです。
最近は、歯の痛みや違和感があると、まずはインターネットで症状や治療法を検索される方がとても増えました。ご自身の体を大切に思い、納得のいく治療を探されることは素晴らしいことです。
しかし、ネット上には膨大な情報が溢れており、中には「削らずに根本解決」「〇〇療法で全身が良くなる」「東洋医学の力で自然治癒させる」といった、科学的根拠に乏しい情報も存在します。
「東洋医学的なアプローチ」を求めて来院された患者さん

先日、ある患者さんが「ネットで調べて歯の症状が特定の臓器と関係しているという話を見た。今の長引く痛みに東洋医学的なアプローチができないか知りたい。」と当クリニックへご相談にいらっしゃいました。
実は、当クリニックは東洋医学を否定しているわけではありません。むしろ、西洋医学だけではアプローチしにくい舌の痛みや口腔乾燥症(ドライマウス)などに対して「歯科漢方外来」を設けており、当クリニックの診療における大切なアプローチの一つとしています。
しかし、患者さんがネットで目にされたという情報は、医学的なコンセンサスがなく、私たちが大切にしている本来の東洋医学とも異なる、いわば「誤った東洋医学(独自の代替医療)」と言わざるを得ない内容でした。
精密検査で分かった「本当の原因」と治療の選択肢
当クリニックでは、まず現在の状態を正しく把握するため、従来のレントゲン(2D)では原因が特定しにくかった部位に対し、歯科用CT(3D)を用いた精密検査をご提案しました。
CT画像を確認すると、歯の根の病気と歯周病が複雑に絡み合った病変(急性期の炎症)が起きていることがはっきりと分かりました。
東洋医学(漢方など)は、体質改善や慢性的な症状には非常に優れた効果を発揮する場合があります。しかし、今回のように「細菌感染によって急性の炎症が既に起きている状態」においては、感染源を物理的に取り除く「西洋医学的アプローチ」の方が間違いなく適しています。
患者さんにはCT画像をご覧いただきながら、「こういった急性期になった状態においては、西洋医学的アプローチを優先すべきです」とお伝えしました。その上で、今回のような複合的な病変では、まずは精密な根管治療(歯の根の治療)から開始し、最終的には顎の骨を再生させるための外科手術まで必要になる可能性があることなど、客観的な事実とこの複合病変に対しての治療法のコンセンサスに基づきご説明しました。
私たちが目指す「オーダーメイドの診療」
結果として、患者さんからは「CT撮影を提案してもらったおかげで、原因や治療の選択肢が分かりました」と感謝のお言葉を頂き、患者さんは元のかかりつけ医へ戻られました。検査や診断のみのご来院であっても、患者さんがご自身にとって納得のいく治療へ進むためのお手伝いができれば、私たちとしても本望です。
西洋医学と東洋医学、どちらが優れているということではなく「今の症状に対してどちらが適しているか」を見極めることが何より大切です。当クリニックでは、その両方の良さを理解しているからこそ、患者さん一人ひとりに本当に合った「オーダーメイドの診療」をご提案できると考えています。
もし今、長引く症状やネットの情報で「自分の歯はどうなっているのだろう?」と迷われている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。精密な診査・診断で、現状を正しく把握するお手伝いをさせていただきます。
瀬谷アクロスデンタルクリニック
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